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ビジネスの世界で勝ち残れるかどうかは、いかに会議をうまく取り仕切り、自分の思うような結論に導くかということではないでしょうか。 一般的には発言回数が多く、しかもその内容が上司や幹部を納得させるものであれば、へんな小細工をしなくても有能な社員という評価が得られますが、いつもいいアイディアとか妙案が浮かぶというわけにはいきません。そこで、自分にとって会議を有利に進めるためには、心理操作も必要になります。 @ 自分への協力者をつくる 別に難しく考える必要はなく、この人に協力者になってもらいたいと思うときには、自分が会議に提出する資料とか製本作りを手伝ってもらうのです。 会議で自分に有利な結果を得たいという目標を持っていれば、手伝ってくれている人も、自然と共通目標を持つようになり、知らず知らずにあなたの味方になっているものです。 A 会議をガス抜きの場にしてしまう心理テクニック あらかじめ課長、部長など上司に自分の意見や事業の進め方について説明し、了解を得ておくことと、周囲の関係者には賛成するよう多数派工作をしておくのです。 そのうえで、反対者も会議に参加してもらって、彼らの意見を思う存分に言わせるのです。 反対意見の持ち主は、自分たちの意見をじゅうぶん言って議論を戦わせた結果、決定されたのだから、その決定に従うのは当然だという気持ちが強いのです。ですから、反対意見の人を排除するのではなく、大切にすることで相手の心を取り込んでしまえば、無理なく決定した計画を遂行できるのです。 これを自分の意見を無理やり通そうとして、反対者を排除することは賢明ではありません。反対者を排除して会議で勝手に決めてしまえば、反対者の意見は反映されず、「自分が参加していた会議で決定されたことではないので、守る義務はない」という気持ちが強まります。 こうなると、全体の士気にかかわるだけでなく、反対者が巻き返しを図って、社内が二分してしまう可能性だってあります。 B 信頼されている人に賛同してもらう心理作戦 また有利に会議を運ぶためには、誰からも信用され信頼されている人を味方につけておくことです。 そういう人が会議の席上で、あなたの意見に賛同してくれたら、百万人の味方を得たようなもので、すんなりと全員の意見がまとまるでしょう。 |
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