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昔の大学生なら、先生の講義が終わると、一服タバコを吸う光景が当たり前でありましたが、最近では、タバコに代わって一斉にケータイを取り出しては、いろいろと操作し始めています。 今では、電車やバスに乗っている女子高生でも、スマートフォンをしっかり左手で持って、指で一生懸命メールを打っているか、インターネットを見たりしていますね。 携帯電話からスマートフォンに時代が変わっても、本質的な機能が変わったわけではなく、いまや相手と話すだけでなく、メールやインターネットはもちろん、ゲームをしたり、音楽を聴いたり、テレビや動画、画像も見ることができます。 現代は、社会人になっても、ケータイ中毒に陥っているような人が多くなってきています。 かつてタバコを指の間に挟んで吸っていたのが、ケータイに代わっただけで、やはり精神安定剤としての役割を図っており、つまり、精神的に落ち着かない人にとって、ケータイは持っているというだけで心が安定してくるのです。 ある意味では、ギャンブル依存、アルコール依存と、同様の精神状態になっているのです。 アルコール依存症の人からお酒を取り上げたら、急に暴力的な行為に走ってしまうことがあるように、ケータイ中毒の人も、ケータイを取り上げられると、自分でも押さえきれない衝動に突き動かされることがあるようです。 ケータイ中毒とまではいかなくても、ケータイ依存症の人の数は、だんだんと増えてきており、食事中でもテレビを見ているときでも、メールやネットを見ているのです。 なかには、トイレやバスルームにまで持ち込んでいないと落ち着かない人もいるし、自転車を乗っていながら、メールを打っているような女子高生を見かけることがありますが、これなどは明らかにケータイ依存症でしょう。 こういう症状の疑いのある人は、自分の信念や考え方に確固としたものがなく、気が弱く、友だちから孤立してしまうのを怖がっているのです。 最近では、メールが来れば、何分か以内で即座に返信しなければ、仲間から外されるようなことも聞いていますが、いつも強迫観念に襲われているのです。 |
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