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あなたの周囲にも、食べる物にこと欠いても、仕事で得たお金のほとんど大半を、ブランド品のために捧げている人がいませんか。 そういう人は、給料の範囲内で買うのならまだしも、サラ金で借金をしてまで買い込んだりするから半端ではありません。 食べる物も倹約して食べずに、その他の生活水準も低いのに、高価なブランド品ばかりに夢中になるのは、なぜでしょうか。 一言で言えば、劣等感の裏返しです。 人間が生きていく以上、人は誰しも、隠された劣等感を抱いているものです。 @ 鼻が低く、背も低い A 容姿がなくない B 学校での成績がよくない C 運動神経が鈍い D 手先が器用でない E 女性にもてない、あるいは男性にもてない など、その内容はさまざまですが、まったくコンプレックスがない人など皆無でしょう。 そして、人間は、いつも劣等感をどう克服するか、あるいは、どうつき合っていくかを常に考えており、その内容は人によって異なります。 人間の成長は、この劣等感の克服の仕方で大きく伸びる人がいます。 勉強ができないことをスポーツの世界で頑張って一流の選手になることだってあり、あるいは自分が勉強できないことを知った上で、それを補おうと猛烈に勉強して一流の学者になることだってあります。 つまり、劣等感を克服するために、何かで補おうとする心理が誰にでもあり、その「補い」は努力と根性で補うこともあり、あるいは、ブランド品を身につけるのも、自分の劣等感を補うためのひとつの手段なのです。 高価なロレックスの時計など、誰が見てもそれとわかるブランド品を身につけていると、自分がグレードアップしたような気になり、自分自身には力がなくても、ブランド品を着飾ることで、劣等感をカバーし、自分にハクをつけようとするのです。 家柄のない人は、家柄にこだわるし、社会的地位がない人は、肩書きにこだわるし、学歴のない人は、学歴にこだわったりしますが、 これらは劣等感の裏返しです。 こういう人は、本当の意味の精神力の強さがなく、自我のみが強いとか、虚栄心のみが強く、その上、神経質な人などにこの傾向が見られるようです。 |
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