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クルマを運転する人は、ふだんには人に見せないような顔をいろいろと見させてくれるものです。 ふだんは物静かに上品に振舞っている女性が、思いっきりクルマを飛ばしてみるとか、あるいは、車道に自転車が走っていたら、「危ないから早く避けんかい!」と言いたげにクラクションを鳴らしてみたりする人がいます。 このように、人はいったんハンドルを握ると、性格が豹変する人がいるものです。 運転席の横に座っているときは、「高速道路では、危ないから必要以上のスピードは出さないように」と運転する彼に注意を促していたかと思うと、いざ、自分がハンドルを握ると、大将になったような気分でスピードをグイグイ上げていく女性もいます。 あるいは、穏やかそうな人が、ハンドルを握ると「割り込みするな」「トロトロ走るな」「横断歩道はさっさと渡れ」と、窓を閉めた車内で叫んでいたりします。 このように、クルマの運転にはその人の本性が現れるのです。 @ 無理な追い越しや割り込みをする人 こういう強気になる人は、自信家タイプで、そのうえ我がまま負けず嫌いで、人の先頭に立ちたがります。ただし、周囲に対する配慮が欠け、自分勝手な行動が目立つ人でもあります。 とくに、ふだんは物静かで温厚な人がハンドルを握って、このような運転をする場合には、仕事や家庭でストレスを溜め込んでいるタイプで、それを運転することで抑圧された心を解放しようとしているのです。 A 逆に慎重な運転をする人 物事を慎重に考えて石橋を渡るような人が、ハンドルを握ってさらに慎重になって、逆に周囲のスピードに合わせられないような人は、かえって危なっかしく、神経質で心配性な人が多いです。 ふだんは前向きで明るいように振舞っている人の場合には、本性は気が弱く、できるだけ目立たないようにしたいという気持ちがあり、自己主張も苦手なはずです。 ただし、ふだんは強気で押せ押せムードの人が、運転をしだすと慎重になるのは、なかなか手堅い考え方をする人ですが、いざというときには、リーダーシップを発揮して、難関を突破することのできる人です。 |
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