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人間がいちばん自然な状態になるときは、何かに熱中して無心になっているときであり、そういうときの無意識のしぐさや行動がほんとうのその人の本質をあらわしているのです。 たとえば、猫背になって背中を丸めて、自分を小さく見せているような姿勢になる人は、自分の感情をできるだけ外に出さずに自分の胸の内にしまっておくタイプです。 外向的な営業などは不向きですが、ひとつのことを研究したり開発するようなことに適性があり、粘り強さも発揮します。 一方、胸を張った姿勢で堂々と歩くような人は、見てもわかるように外向的で、積極的な行動派タイプですが、ひとつのことに集中して打ち込むのは苦手です。 また喜怒哀楽が激しくて感情的になりやすく、なんにでも興味を持って首を突っ込みたがるのも特徴です。 また、イスの座り方にも相手のホンネが見えてきます。 商談などで交渉しようとするときに、相手がイスに浅く腰をかけているような場合には、「あなたの話にうまみはないよ」とか「早く次の商談場所に行きたい」などと思っており、あなたの話を真剣に聞く気持ちはないでしょう。 だいたいは気が短く、常に何かに追い立てられているようにせかせかしていますが、トラブルなどには弱いです。 ただ、浅く腰をかけていても、あなたの話に身を乗り出して来たら、それは「あなたの話をもっと聞こう」と思っているか、あるいは、「あなたを強く説得したい」と思っているはずです。 深くゆったりと座る人は、マイペースでのんびりしているタイプで、話すときには、「じっくり話し合いたい」と腰を据える人です。 説得するというよりは、コミュニケーションを深めることに重点があるようです。 |
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