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あなたも会社に出勤したときに、遠くで嫌いな上司とか同僚を見つけたら、知らん顔をするか、目が合ってしまったら、できるだけ近づかずに会釈程度をするのではないでしょうか。 反対に、好きな彼に出会えば、たとえ遠くにいても、できるだけ近づいて挨拶を交わすのではないでしょうか。 人との物理的な距離は、その人の心理的なあり方、つまり好意の度合いを反映しており、好意を持ったり好きな人に対しては近づきたくなり、そうでない人には近づかないか、むしろ遠ざかるものです。 私たちは、こういうことを無意識にコントロールしながら、相手との距離を自然に決定しているのです。 ですから、婚活パーティなどに参加して、初対面の時に、必要以上に近づいて挨拶をする人は、あなたに好意をもっているか、あなたに近づきたいという強い気持ちをもっている人だと判断できます。 逆に遠くのほうにいて挨拶を交わすだけなら、それ以上親密な関係にはなりたくないという意思表示でもあります。 ただ、なかには、対人的な距離にこだわらない人もいますが、こういう人は、陽気で開放的な性格をしており、自信もあるため、だれが近づいてきても人怖じしないところがあります。 一方、身近な人に対しても対人距離を保とうとする人は、小心で内向的な性格で、職場でも共同作業には向かないです。こういう人は、自分ひとりでできるような技術的な仕事に従事するのが良いでしょう。 なお、こういう小心な人は、上には弱く、下には強気で臨むことがあるので、厄介な自分物でもあります。 |
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