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同僚同士や友だち同士で居酒屋に行き、帰り際の清算でおごったり、おがられたりするものですが、この行為は、いつも一方的におごったりおごられたりしていると、知らない間に上下関係ができてしまったりします。 ワリカンを常に心がけている人は、相手の弱みを見せることを嫌い、いつでも対等の関係を維持したいという気持ちが強いのです。 ただ、あまりにも上下関係や支配関係を意識し過ぎると、人と人とのつき合い関係が窮屈になってしまい、考え方にも融通性や弾力性が乏しくなることがあります。 たしかにワリカンなら、相手に負い目を感じることはなく、精神的負担も軽減されるので、次に会った時の支払いのことまで先読みする必要はありません。 ですが、いつも割り勘にこだわる人は、心の底では、「あなたとの関係はその場限りであって、長いつき合いは考えていませんよ」と表明しているようなものです。人間関係も淡白で、深いつき合いを好まないのです。 また、支払いのときに、店の勘定を聞いて、参加者からお金を集めて、支払う人がいますが、こういう人は、組織でもリーダーシップをとりたがって、仕切ることが好きなのです。 あるいは、自分が先に勘定を支払って、店を出てから参加者からお金を集める人も、やや強引ではあっても、統率力はあるでしょう。 |
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