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お酒を飲むときのコップやグラスの持ち方を見ていますと、人それぞれに特徴のある持ち方をしているものです。 ある人は、小指を立てて持っている人がいるかと思えば、宴会が終わるまで、グラスを手にしてテーブルに置かない人がいたりします。 ★それらの持ち方の癖やしぐさを見るだけで、その人の性格や心理が出ているものです。 酒を飲んだら性格が変わる人がいますが、これは性格が変わったというよりも、その人の本性が出たと思ったほうが良いでしょう。 昼間の顔というのは、だれでも人に見せても良いと思っている営業用の顔をしているものです。 たとえば、お坊さんなら、お坊さんのように振る舞い、先生なら、先生のように振舞っていますが、それがその人の本質ではないはずです。暑いときにはビールも飲むし、夜にはパンツ一枚で寝ているものです。そういうところに、その人の本質が潜んでいるものなのです。 ★それと同じように、お酒を飲ませたら、その人の本性が出ますので、とくにグラスの持ち方などを観察しましょう。
お酒を飲みだすと飲むピッチが速くなり、すぐにグチり出したり、あるいは、ハイテンションになってバカ笑いをするようになる人がいますが、こういう人の本性や本音は基本的にマジメなタイプです。 人間は誰しも聖人君子でない限り、心に欲求不満を持っており、それを口に出して言うか言わないかだけであり、マジメな人ほど心にチリ芥を溜め込んでいるものです。 ですから、マジメな人ほど、理性で抑えられている感情が、お酒を飲むことによってタガが外れ、一気に感情的な人間に変身して、バカ笑いしたり、スケベになったり、人の悪口を言うようになるのです。
お酒を飲むと、すぐに自分の自慢話に夢中になる人がいませんか。 学生時代はテニスも野球もやっていて、スポーツは何でもこなしていたとか、子どもがいれば子ども自慢をするとか、あるいは、仕事では、あの懸案となっていたプロジェクトを完成させた、などなどと自慢話に花を咲かせる人がいます。 こういう人の本音や本性には、いまひとつ、自分自身に自信が持てなくて、いつもコンプレックスを抱いているもので、その反動で、お酒を飲むと自慢話をして、そのコンプレックスを払拭しようとするのです。
こういう人は、人前で本性や本音をさらしだすようなことはせず、自己防衛本能が強く、他人と常に一線を引いており、腹を割って話すようなことはありません。ある意味ではクールで冷たい性格の人です。
アフターファイブでも、お酒が入っても、仕事の話しかしない人が、どこにでもいるものです。 普通はお酒が強いれば、ゴルフの話とか釣りの話など、趣味の話に興じるものですが、仕事の話しかできない人は、趣味がまったくないつまらない人間と考えてよいでしょう。 |
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