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たとえば、あなたが恋人といっしょに電車に乗ったような場合、席が空いていたら横に並んで座るのではないでしょうか。あるいはあなたの上司といっしょに乗ったような場合には、上司と少し離れて席に座るのではないでしょうか。 このように、人は本能的に自分と他人との関係を、その親密度によって座る場所まで決めてしまうものなのです。 ですから、人が誰かと同席する場合、どんな場所に座り、どんな座り方をするかによって、その人の深層心理が見えてきます。 【座る場所で深層心理が分かる】 @ あなたの真正面に座る人 方角的にも真正面に座る場合、東西南北のように全くの反対方向になり、自然と敵対する関係になりやすいです。それだけではなく、真正面で顔を合わすと、どうしても視線が衝突して気になるし、一種の緊張感を生み出します。 ですから、こういう座り方をする人は、あなたと親密な関係になりたいとは思っていないはずです。 A あなたの横とか斜めに座る人 普通の関係では、人が相手と接する場合、相手の全身または上半身が無理なく視野に入るぐらいの距離を保つのが自然な状態です。そして、親密度が高くなるにつれ、その物理的距離が縮まります。恋人関係にでもなれば、極端に縮まり、キスでもしようものなら、物理的距離がゼロになっているはずです。 ですから、あなたの横や斜めに座ろうとする人は、あなたの視線と衝突を起こすこともなく、物理的距離を縮めて座ることが可能で、あなたに親近感を抱いていることが分かります。とくに男女関係では、横に並ぶほうが親密度が一気に高まるでしょう。 【座り方で深層心理が分かる】 B 椅子に浅く腰をかけている人 椅子に浅く腰をかけているのは、いつでも仕事の状態に戻れる姿勢であり、心理用語では「覚醒水準が高い状態」と呼ぶようです。 あなたも経験があるように、部長室へ仕事の説明に行ったときなど、落ち着いて椅子に腰を深く掛けることなどできず、いつでも指示されたら、動けるような状態にしていたはずです。 ですから、浅く腰を掛けている人は、相手に心から従おうとする気持ちがあります。 反対に椅子に深く腰を掛けて、ふんぞり返ったような姿勢になるときは、自分が優位に立っていると感じているか、立ちたいと考えているのです。 |
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