|
いつも生活費を持ち歩いている主婦とか、いつも財布に数万円の現金を入れているような人は、お金にたいする執着の強い傾向があるため、ちょっとしたお金の誘惑に負けやすいです。 最近のパチンコ店では、学生さんや主婦の人がかなり増えているように感じますが、主婦はいつも財布に生活費を持っているため、ちょっと稼いで生活費を浮かそうという誘惑にかられやすいのです。 でも、現実は、「2千円だけでやめておこう」と思いながら、ついつい熱くなって1万円も2万円もやられてしまいます。 パチンコ依存はアルコール依存と同じように、本人には「依存している」という意識がほとんどないまま、のめりこんでいくのが実態です。 それでは、どうしてパチンコにのめりこんでしまうのでしょうか。 パチンコに限らず、ギャンブルというのは、非日常性があって宝くじを買うのと同じような心境で、一攫千金を夢見ることができるからです。 現実の生活は、今あるお金で生活することしかできませんが、ギャンブルはこれまでの生活を大きく変えてくれる夢を見させてくれます。いつも儲かるわけではなく、負けるほうが当たり前なのですが、それでもたまに勝つ幸運に恵まれると、ついつい次の夢を追ってしまうのです。 これを心理学用語で「強化スケジュール」と呼ぶようです。 これは、ある行為に対する意欲を高める要素、つまり報酬が与えられる頻度が少ないほど、人はその行為を熱心に続けてしまうということです。 現在のパチンコ台は、プログラムで当たる確率が設定されており、その確率の範囲でしか当たらないようになっています。その当たる確率の低いなかで、たまに「777」が揃って当たると、そのときの興奮が何とも言えず、その快感を味わいたくて、のめりこんでしまいます。 やった人でないと分からないかもしれませんが、ノーマル当たりから突然「確変」に昇格したときなど、何ともいえない至福のひと時が待っているのです。 しかし、トータルでは負けているほうが圧倒的に多いのに、「次こそは」と、意地でも当たるまでやり続ける結果になってしまうわけです。 気晴らしに競輪や競馬、パチンコもいいでしょうが、のめりこむようになれば、身の破滅につながることも知っておきましょう。 |
|
|||
Copyright (C)2015. クセ・表情・好み・言動でわかる性格と心理 All rights reserved. |