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コーヒーでも紅茶でも、特定のブランドに極端にこだわる人がいますね。 たとえば「コーヒーは、○○産のコーヒー豆を轢いたものでなければ飲めない」とか「ワインはフランスの○○で生産されたものでないと」といった具合です。 こういうこだわり方をする人は、味が美味しいとか不味いということではなく、感情的に受け入れられないのです。 このタイプの人は、他人への不信感と警戒心、屈辱感に対する過敏性と攻撃性を持っています。 普通の人は、自分の財布と相談しながら、「ブルーマウンテンにしようか」「モカにしようか」と考えながら選んでおり、借金までして買うという発想はないはずです。 こだわり方によって、次のような心理が分かります。 @ アパート住まいなのにベンツを乗っている人 一般的にモノを選ぶ場合、誰でもバランス感覚に基づいて選んでいるものです。 たとえばベンツを買うのなら、それなりに立派な駐車場が完備されているような家に住んでいる人が買うのが普通で、借家住まいで青空天井になっているような駐車場にとめざるを得ない人は買わないものです。 身分相応なベンツをあえて買うというのは、「将来、必ず出世してやるぞ」という出世欲や権勢欲の強い人なのです。ただし、その強さが極端な形で出る人は、相当勝気な一面を持っており、それに見栄っ張りで虚勢を張ることを生き甲斐にしているのです。 実力もないのに大言壮語して、そのうえ自己中心的で、思いやりや周囲に対する配慮などには欠けやすいです。 A 特定の高級な銘柄にこだわる人 ワインとか洋酒などで特定のブランドに強くこだわる人は、現在の地位や境遇に不満を抱いていたりします。あるいは、かつて裕福だった実家を思い起こすなどして、過去の栄光のあった時代に戻りたいというコンプレックスが隠されている場合もあります。 B 大衆品とか高級品に関係なく特定の銘柄にこだわる人 いつも注文するコーヒーが、ある銘柄に決まっているような場合、ひょっとしたら別れた彼女がよく喫茶店で飲んでいたコーヒーだった可能性もあります。心の奥底ではまだあきらめ切れずにいるのです。 逆に居酒屋に行ってもある銘柄のビールだけは絶対に注文しないという人は、その銘柄のビールを飲んでいるときに別れ話とか、ケンカをした苦い思い出があるのかもしれません。 |
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