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街中を歩いていると、ピアスで顔が覆われているといってもいいほど、顔のパーツのほとんどにピアスを着けている人を見かけますが、彼らは果たしてどんな心境でしているのでしょうか。 耳に着けたりするのは、若い女性に多く、ある意味のファッション性を感じますが、鼻に着けたり、目じりに着けたり、唇や頬に着けたりする人もいます。 なかには、眉毛あたりに着けている人も見かけます。 ピアスをどこに着けるかは別として、基本的には、親からもらった体に風穴を開けるわけですから、常識の範囲を超えるような、社会に対する不満を抱えていたり、あるいは組織に対する反抗心があったり、いずれにしても、自分の生き方や感情を優先させて、自己アピールしているのです。 とくにスポーツの世界や芸術関係の仕事に携わっている人は、自分は特別な層に属しており、自分を特別な存在であると、自己アピールする人もいます。 テレビなどでよく目にするように、トップモデルやスポーツ選手,人気のあるミュージシャンなどがボディー・ピアスをつけるなどして流行をあおっている面もあります。 多くの人がピアスをするのは,それがおしゃれであるとか,流行の最先端をいっていると思っているケースもありますが、その深層心理には、やはり、他者と区別したいという自己顕示欲求が潜んでいるのです。 社会に対する不満、社会規範の否定、権威に対する挑戦・反抗が,このような自己顕示欲求に駆り立てるようです。 以上は、人に見せるピアスでしたが、なかには、人に見せることを前提にしないピアスもあります。たとえば、乳房とか、へそ、あるいは女性器に着けている人もいるようですが、こういう人は、自己陶酔型のナルシストで、自分だけの秘密を楽しみ、他人との接触を嫌い、自分の価値世界に酔いしれるような性格を持っています。 また、唇とか、頬にピアスをして、物が当たるとか人の手が当たることにより、自分の体のパーツを再認識するような人は、自分の存在感が薄いため、自分で自分を確かめようとしている心理が働いているようです。 |
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