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人相でよく、人と話しをするときに、アゴを突き出したようにして、会話をする人がいませんか。 そういう人は、だいたいアゴを突き出すのがクセになっているものですが、これらの心理は、やはり人より優越感に浸りたいタイプに多いようです。 あなたも、ちょっと、自分でアゴを突き出してください。どんな感じですか。 決してリラックスできる姿勢ではありませんし、むしろ窮屈ではありませんか。 そして、その姿を鏡でよくご覧になってください。 アゴにつられるように、胸元あたりまでもが前に突き出されるような格好となり、なにやら、偉そうにしている自分を鏡のなかに発見するでしょう。 アゴを突き出している人は、「あなたより俺のほうが偉いんだぞ」と、偉そぶって横着そうな雰囲気を漂わせているように見えます。 どうしても、アゴを突き出しますと、目線の角度のせいでしょうが、まるで一段高いところから周囲を見下ろしているかのようです。 早く言えば「ふんぞり返った」状態です。 そういえば芝居でも、「プライドが高く、その上、高飛車な人物」を演じる人は、男であれ女であれ、ぐいとアゴを上げて、あたりを偉そうに見渡しますね。 アゴを突き出す仕草を心理的に分析すると、目線が上から見下ろす格好になるので、 自分の優越感を誇示したいときにとられるといわれています。 自信満々で自分が偉いと思い込んで、相手を見くびっている格好なのです。 ですから、このしぐさをよくする人はプライドが高く、周りの人すべてを軽くみていることが多いといえ、自分の自己顕示欲が満たされないときにはカッとなるなどして、相手に敵意をむき出しにする一面も併せ持っています。 こういう人のために、古歌では「橋なくて たとえ天に のぼるとも 俺が俺がは 任されもせず」という戒めもあります。 天まで昇れるような素晴らしい才能や素質をもっていても、俺が俺がというような自己主張と我の強いような人は、相手のほうが避けて通って、相手にしてくれないよという意味です。 この世の中で、自分だけが偉いんだとのぼせ上がっている人は、よく「天狗になる」と言いますが、これは天狗の鼻が高いところからきています。 鼻が高い人は、自信満々で傲慢不遜になりやすいので、注意が必要です。 |
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