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世の中は実力があるから出世したり、あるいは億万長者になったりするものではありません。人間の努力なんてしれたものです。 皆さんの周りにいる人をよくご覧になってください。あの人は大して努力もしないのに上司に可愛がられてトントン拍子で出世街道を歩む人、あるいは、大した実力も能力もないのに、親が金持ちというだけでリッチに生活している人、あるいは、事業を始めたら運も手伝って押しも押されもしない大企業にのし上がった人がいるではありませんか。 これらの事実は、決して努力だけで獲得できるものではなく、その人の勝負運の強さにあるといっても過言ではありません。 人生は先の見えないドラマであり、いつ「一夜大名、一夜乞食」になるかわかったものでなく、まさに人生ゲームであり、誰にでも平等に起死回生のチャンスは訪れるのです。 勝負運があるかどうかは、絶体絶命のピンチに立ったとき、どういう態度が取れるかにかかっています。 @ ポーカーフェイスがつくれない ピンチになると、じっとしておられず、冷静沈着さが装えない人であり、ひと目見るだけで心の奥底まで読まれてしまうものです。 ゲームをしていても、今勝っているのか、負けているのかが傍目にもすぐに分かるものであり、人間の度量の器が感じられません。こういう人は、ピンチに陥ると、粘り強さや忍耐心がないため、大事な仕事は任せられないことがあります。 A 暗示にかかりやすい ゲームでも仕事でも、最初に何かの拍子で失敗したり躓いてしまうと、そのことに最後までこだわってしまい、本来の能力が発揮できない人です。 ゴルフでもいっしょですが、最初の一番ホールでOBにしてしまうと、最後までショットの悪さを修正できず、スコアがまとまらないまま終わってしまう人がいますね。 こういう人は、暗示に弱く、精神力の建て直しができず、傷つきやすい心を持っていますので、大きな仕事を任せるには無理があります。 B 自己陶酔型 自分に幸運が巡ってきたときに、自分の運に溺れて前後が見えなくなり、それまでの会話や冗談などがうわの空になり、喜びのあまり自己陶酔してしまう人です。ひとつのことに打ち込む研究的な仕事はいいでしょうが、みんなで協調してやるような仕事は難しいでしょう。 |
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