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眉毛というのは、喜怒哀楽の表情がはっきりと出やすいため、自分の本音を隠したり、あるいは、ウソをついているときにそれがバレないように眉毛を触るしぐさをして、何かを隠そうとするのです。 男女間では、好きとか嫌いという感情を隠すために眉毛を触ったりしますが、相手を信頼しているしぐさではなく、何か疑っている気持ちがあるのです。
眉には喜怒哀楽が出やすいと言われているように、眉がよく動く人は感情が豊かで、眉毛の上げ下げだけで気持ちが素直に相手に伝わってしまいます。 ですから、話していても、とても楽しい人が多く、人気者にもなりやすいです。 また、ヤクザっぽい男性のなかには、眉を剃っている人がいますが、あれは自分の感情を相手に知らせないためのものです。
会話中に両手で口を覆うしぐさをする人がいますが、あれは口に鍵をかけたいという心理で、言ってはいけないことや思わず口に出そうなときにするしぐさです。 ビジネスシーンではよく見られるしぐさで、交渉の値引きの商談中に、つい値引きの限度額を漏らしそうになったときに口を覆ったりするものです。
気の弱い人に鼻を触るしぐさをする人が多く、ストレスがあるときや、言いたいことを口にできないようなときに見られます。 ウソをついたときも緊張してされを紛らわすために鼻に触ったりします、また、鼻は男性器の象徴でもありますので、女性の前で触ると性的興奮が高まったのかもしれません。
このしぐさは、予想外の出来事が起きたときに、興奮した心を落ち着かせるために取る行動で、高ぶった気持ちを落ち着かせようとしているのです。 何か非常に良い知らせがあったときなどに、女性によく見られるしぐさですが、男性はあまりしないでしょう。
ほお杖をつくしぐさは、座って会話しているときに、話題がつまらなくなったときとか、飽きてきたときに、ついつい出るしぐさですが、欲求不満が生じたときにも出るしぐさです。 たとえば、好きな異性といるときに、相手がほお杖をついたら、あなたともっと親密になりたいという気持ちかもしれません。
普通の場合には、あごをさするしぐさをするときは、何かを考えているときや、何か悩みを抱えているようなときに出る行動ですが、上下関係のある職場では、ちょっと意味合いが違います。 「あごで人を使う」という言い方がありますが、あごは権威の象徴でもあるので、あごをさすりながらあごを突き出すしぐさは、相手よりも自分が上だと思わせているのです。
怒りや悔しさをこらえることを「唇を噛む」と表現しますが、人は実際に悔しい思いをしたときには、唇を噛むしぐさをしてしまうものです。 唇を噛むとかなめるしぐさというのは、赤ちゃんのおしゃぶりのようなもので、心の安定を図ろうとする心理が働いています。
爪を噛む癖は子供に多い傾向がありますが、大人でも爪を噛む癖が治っていない人がいます。 この癖は、イライラね緊張、退屈、さびしい、ストレスといった不安を払拭したいという気持ちの表れで、そういう人は神経質で心配性な性格のことが多いです。 幼児期の癖が残っている人は、精神的に未熟で社会での対応力にやや欠けているようです。
この耳を触るしぐさには二つの意味があり、一つは、「あなたの話はもう聞きたくない」と思っても耳をふさぐのも失礼なので、耳を触ることで心をなだめているというものです。 もう一つは、「面白くて有益な話なので、もっと聞きたい!」、相手の言葉に聞き耳を立てるつもりで耳を触ることもあります。 また、耳たぶを触るのは、甘えん坊で、まだまだ甘えていたいという気持ちの表れの場合もあり、マザコンやファザコンの可能性もあります。要注意です。
耳をかくのは緊張や不安を緩和させようとしているしぐさです。 話をしているときに耳をかく癖のある人は、人と話すとき緊張しやすい性格だと言えそうです。 一見、余裕があるように見えるしぐさですが、内心はとても緊張しているのです。
男性が頭をかく心理には、緊張していてストレスを強く感じているときとか、困ったときに対応の仕方が分からないため、自分自身を落ち着かせようとして自然に動作に出てしまうのです。 また、頭をかくのは、緊張しているときだけでなく、恥ずかしいときに出ることがあり、つまり照れ隠しのために頭をかいてしまうのです。 |
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